(ICTと部署担当者との環境ラウンド風景)
感染管理室
ご挨拶
当院では院内感染対策として、2008年から感染対策チームを立ち上げ、2013年には感染管理室を設置し、2017年以降、専従あるいは専任の看護師を配置して感染制御活動に努めています。
患者さんの高齢化・薬剤の多様性・耐性菌の出現などに伴い、現代医療は院内感染のリスクと常に隣り合わせの状況にあります。最先端の知識・技術を取り入れ、かつ周辺地域との連携を取りながら、職員の一人ひとりが感染対策の意義を理解し、実施しやすい環境作りを行っています。
感染対策は担当する部門や職員だけでは実践できません。患者さんおよび院内に来訪されたすべての方に、ご理解とご協力をお願い申し上げます。
感染管理室担当医師(ICD)梅木健二
感染管理室(ICT)の活動
感染管理室は、感染管理担当医師(ICD)と専任の感染管理認定看護師(CNIC)、臨床検査技師、薬剤師で構成され、院内感染対策委員会の方針に基づいて以下のような活動を行っています。
また、感染対策を担う各部署の感染対策担当者と協働で感染対策の現状確認など含めた環境ラウンドや、監査の依頼などを行うなど感染制御に努めています。
- 院内感染などの情報収集・現状把握、現行対策の見直し
- 院内感染発生状況のサーベイランスの実施
- 月ごとの細菌報告の集計を受けての感染対策の検討
- 毎週1回4職種での院内ラウンドによる感染対策の浸透・改善
- 毎週1回抗菌薬適正使用のため抗菌薬ラウンドの実施
- 院内感染防止マニュアルの周知を含む職員への教育
- 就職時の初期研修のほか職種横断的に年2回、院内感染対策の基本的な考え方やマニュアルについての研修
- その他、新興感染症に関わる体制整備の検討